『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

fai22010-02-10

ル・シネマで公開中の『http://victoria.gaga.ne.jp/』を見た。
マーティン・スコセッシ製作、ジャン=マルク・ヴァレ監督。原題が『THE YOUNG VICTORIA』というだけあって、19世紀イギリスの輝かしい黄金時代を築いた女王ヴィクトリアの若かりし時代を『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが演じる。
プライドと偏見』のルパート・フレンドが彼女を愛し支え続ける夫アルバート公。物語はヴィクトリアが女王として戴冠し、そしてアルバートと結婚する頃に焦点を当て、二人が真の愛情と絆を育んでゆく姿を描く。イギリスを中心にしたヨーロッパ諸国の王室の人間関係や英国内の政治的背景も含め、とても見ごたえのある作品。特に見所は、なんといっても衣装。ヴィクトリアはじめ女性の衣装はもちろんのこと、紳士たちのコスチュームもとても素敵。映画のどのシーンもまさに絵になる、という言葉がピッタリ。

福岡でもまだKBCシネマで上映中だが、ル・シネマまで行ったのはやはりBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『愛のヴィクトリアン・ジュエリー展』が見たかったから。ちょうど映画を見た2月10日は偶然にもヴィクトリア女王アルバート公のご結婚記念日だとか。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_victorian/index.html

会場にはヴィクトリア時代のアンチークな宝飾品の数々のほか、ボビン・レースやニードルポイント、絵画や銀器など素晴らしい展示品ばかり。今、超ヴィクトリアンな私なので、右を向いても左を向いてもウットリするものばかりで、もうめまいがするくらい。眼福、眼福。ちなみに出展は那須高原 穐葉アンティークジュウリー美術館 公式ホームページ所蔵のものが多かったようです。
もちろん、展覧会図録も買って帰りましたが、ちょうどこの展示期間中は置いてあるだろうな〜と思っていた本などもちゃんとグッズ売り場に並んでいて、それらを見るのも嬉しかった。
このジュエリー展は東京では今月21日まで。
その後、
2010年4月10日〜6月6日 山梨県立美術館
2010年7月24日〜8月22日 福井県立美術館
2010年9月30日〜11月28日 広島県立美術館
と巡回されるようです。
ご興味ある方はぜひ。私も秋に広島でもう一度見に行きたいです。