茶の道  

  中国から世界中に広まったお茶。その種類はたいへんに多く、私の嗜好も季節や体調によって好みも様々だが、このところのマイブームは紅茶。中国産で有名なのは、祁門(キーマン)や正山小種(ラプサン・スーチョン)。このへんはちょっと癖が強いが、セイロンやインド産のお茶などを毎日いろいろ飲み比べているうちに、もっとおいしく紅茶を入れる方法や、お茶周辺のさまざまなことを体系的にもっと知りたくなった。思い立ったら我慢ならない性分なので、このところ時々、東京へ紅茶の講習を受けに行っている。そして、知れば知るほどハマるもので、ますます紅茶が好きになっている今日この頃。いつか、中国からスタートして、世界をめぐるティー・ロードの旅をしてみたいなあ。それが最近の夢。ヨーロッパやカリフォルニアへのワイン紀行もまだ実現してないし、死ぬまでに行きたい所ややりたいことはまだまだ増えそうですね(笑)。

  そんなわけで、今日も紅茶講座を受けたのだが、今日は「中国茶」がテーマだった。中国茶に関しては友人に詳しい方がいるし、旅先でよく茶も飲むので、比較的なじみがある。でも、栽培した生の茶葉を採摘し、萎凋、殺青、揉捻などの工程を経て製茶していく情況の見学は一度もしたことないので、今度、中国へ行ったら、ぜひともこの目で見てみたいものだと思った。

  講座が銀座であることが多いので、最近は、日本橋に居心地のいいホテルを見つけて、そちらが定宿になりつつある。茅場町寄りなので、夜も新宿や渋谷のように喧騒がなく落ち着ける。しかも、近くになかなかいい感じでひなびているがウマい中華料理屋さんもあれば、「蘇さんのフットサービス」というリーズナブルで上手な台湾式足ツボ揉み屋などもあり、私にとってこれ以上の贅沢があろうか。今夜もさっさとホテル近くで食事を済ませ、足揉みに行き、部屋のテレビの教育チャンネルでやっている坂東玉三郎さまの昆劇“牡丹亭”と“楊貴妃”を鑑賞。東京にいるのだけど、なんだかプチ中華圏に旅行している気分だったりして・・(笑)

  しかし、一つ残念なことは、紅茶講座に出た日は、おなかがタプタプするほど一日中紅茶を飲むので、せっかく東京に来て素敵なカフェやケーキ屋さんを見つけても、う、今日はもうお菓子とお茶は十分…、また今度〜、ってことになること。日本橋には三越地下にあるフォートナム・メイソン・ティー・ルームのアフタヌーンティー・セットやハロッズティー・ルームのスコーン・セットをはじめ、コレドの中にも美味しそうなスイーツがいっぱい。これらも全て、また今度〜、ってことだ。

  ジェイ・チョウ監督作『言えない秘密』は、新宿武蔵野館ほかで8月23日から上映開始。
24日に見て帰りたいけど、ちょうどいい11時20分の回にはグイ・ルンメイがゲストで来場のようだから、チケット無理だろうなあ。その前の回は10時か。さて、ジェイのために、朝10時に新宿へ行けるか?そこが微妙に問題だ・・・。
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