『奇跡のシンフォニー』

fai22008-06-24

  施設で育った11歳のエヴァン(フレディ・ハイモア)はある日、心に聞こえる音楽に導かれて一人町に飛び出す。そこで、元ストリート・ミュージシャンの男(ロビン・ウィリアムズ)と出会い、彼は始めて楽器に触れる。実はロックミュージシャンの父とチェロ奏者の母を持つエヴァンは、天性の音楽的才能によりどんな楽器もたちどころにマスターし、素晴らしい音を奏でるのだった。そして彼は自分の音楽がどこかにいる両親に必ず届くと信じていた・・・
  物語はまるでおとぎ話のようにファンタジックな展開だが、エヴァンが耳にする町の音や劇中で奏でられる音楽がとても現実的で印象的。映画の日本語タイトルによって、大方ラストは想像できるものの、そこに至る物語の流れの自然さとエヴァンくんの健気さにとても清清しい感動を味わった。とてもいい映画。何事も諦めないで、心の音を信じて。ロビン・ウィリアムズの演技も素晴らしかった。