悲報

fai22008-02-19


夕べは2月13日に亡くなった市川崑監督の追悼番組として、『犬神家の一族』(2006年)と『細雪』(1982年)のテレビ放映があった。久々の『細雪』、やはりその世界に引き込まれ劇終まで見た。中・高時代、推理小説ファンだったこともあり、横溝正史原作の一連の市川監督映画『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』、『獄門島』、『病院坂の首縊りの家』などには心底楽しませていただいた。一番最近鑑賞した作品は、『犬神家の一族』のリメイク版と『ユメ十夜』の第二夜のエピソードだった。どうぞ安らかに。合掌。

  そして、今朝方らしいが、香港芸能界のベテラン、肥姐こと沈殿霞(リディア・サム)が闘病の末、60歳という若さで病逝。2006年の始め頃までは香港のあらゆるイベントで元気に司会をしている姿を見ていたが、この1年半にあまってずっと療養中だった。肥姐というニックネームの通り、はちきれんばかりの元気な体躯が見る見る痩せていて、誰もが病状を案じていたが、ついに残念な結果になってしまった。もうあの明るい声は聞けないなんて本当に悲しい。ご冥福をお祈りいたします。