雪の会津若松

 修学旅行以来、初めて会津へ行った。
 思えば、修学旅行の時もまだ春遠い時期だった。雪の猪苗代湖で撮った記念写真が残っている。でも、具体的に何を見たかはあまり覚えていない。
 福島から高速バスで1時間20分。郡山を経由して猪苗代、磐梯、そして会津若松に到着。猪苗代に入るトンネルを抜けると、完全な雪国。あたりは真っ白で猪苗代湖も何も判別不能会津若松はそこまでではないにしても、昨日も今日もずっと雪が降っていたので、かなりの積雪量だった。東京にいる時だったら、まず、こんな雪の中を歩くのなんてありえなかったけれど、ちゃんと防寒対策準備で行ってるので驚かない。さすがに北国の交通機関は雪にも強く、高速バスも市内バスも全く普通に動いている。積もった雪もサラサラしているので気をつけて歩けば大丈夫。観光地らしく案内図や観光マップも充実しているし、街中周遊バス(ハイカラさん)が、30分ごとに会津若松駅から七日町や野口英世青春通り、鶴ヶ城飯盛山などを経由して、東山温泉まで周回運行しているので、ほとんどの市内観光はこのバスでできる。1回乗車200円。ただし1日周遊券500円を買えば何回でも乗れて超便利。雪がない季節なら1日500円でレンタサイクルができるそうで、これも便利かも。全てのレートが嬉しい価格なので安心してたっぷり散策できた。温泉宿に泊まってゆったり懐石膳もいいが、今回は駅前の便利な場所に泊まり、いろいろな温泉に立ち寄り湯に行った。さすが小原庄助さん伝説の地、ある温泉では浴場で日本酒の振る舞いサービスまであって、文字通り雪見酒としゃれこんだ。修学旅行ではこの楽しみは味わえなかったな。とにかく、すごく気に行ったので、また時々行ってみたい。鶴ヶ城も今回は雪景色だったけれど、桜の老木も多いので春もまたいいだろうな。本当に日本って美しい。

 雪の合間に携帯で撮った鶴ヶ城



 蔵造りの建物が多く、風情あり。