『太陽がいっぱい』

 NHKBS2で『太陽がいっぱい』を放映していた。久しぶりに若かりし日のアラン・ドロンを見て、また吸い込まれてしまった。何度見ても名作だが、このところ久々だったので、とても新鮮だった。海やヨットや街角やカフェやアパートメントの部屋や階段、そしてドロン様の白いデッキシューズが鮮烈。私が産まれるより前に作られた映画だというのに、ああ、なんておしゃれなんだろう。ウットリ。昔、洋画を見始めた頃、世の中には、この世のものとは思えないほど美しいものがあるのだと知ったが、こんなに年月を経ても、全く色褪せないなんてすごいことだ。だから名作なのだろうけど、見るたびにまだまだ感じるものがありそうだ。
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