SPIRIT/忘れえぬ想い

fai22006-03-05

 金曜日の夜は「SPIRIT」の試写に。有楽町読売ホールは後ろのほうの席だと前の人の頭で字幕を見るのがつらい。あと、今週はずっと夜映画見ていたせいかかなり睡眠不足で、最初のほう寝てしまった(爆)。映画は…、リンチェイさんの打功夫はやはりすばらしい。共演者もすばらしい高手ばかりで、技の競い合いの見せ場は山ほどあった。まるで、中華辮髪時代のK1を見るようだった。でも、「師父、師父」と奉られ、横柄な態度のリンチェイさんより、田舎で鍛錬に励む姿やでかい大男の蹂躙にあってる姿のほうが見たいかも(笑)。なので、彼に限っては今後もどんどんハリウッド作品に出演してほしい。
 ・・・にしても、中村獅童扮する日本人格闘家との戦いのシーンは感動とかよりも、私的には余り後味はよくないかも。まあなんとか日本人の面目は保っているけれど、ちと痛かったです。なので、JAYの主題曲が使われているとかいないとかまでに心が回りませんで(はっきり言ってどうでもよかったです)すごすごと映画館を後にしました。はい。


 「忘れえぬ想い/忘不了」の上映が3月10日までと聞き、「SPL」と「ブロークバック・マウンテン」は先送りにして本日はセシリアのけなげな姿を拝んできました。このところ、黒社會ものやコスプレ時代劇ものを見る機会が続いていたせいか、香港の街角ドラマはとても新鮮で軽く楽しめた。内容はもちろん素敵な感動故事、私的泣きのツボは「星願」ほどではないけれど、原島大地くんもかわいいし、とにかく私はセシリア演じるシュウワイを取り巻くお父さんやお母さんの愛情にけっこう来るのであります。イー・タンシン監督の「早熟」でもエリック・ツァン・パパとテレサ・モウ・ママに涙腺刺激されたし。婚約者を亡くしたシュウワイがなぜあそこまで彼の残したミニバスにこだわるかは車番号の「1314」がキーワードなわけだけど、すでにDVDを見ていてその意味を知っていたので、最初のほうのシーンからよくナンバープレートのカットが入るのについつい反応してしまった。ラウ・チンワンはイー・タンシン監督の映画では、少し影を持つが信頼できる愛すべき男丈夫。シュウワイと樂樂(原島大地)を見守り支えていく姿、ミニバス運転手心得を伝授する姿など、とても力強く頼りがいがあって、香港のミニバスの運転手に憧れそうになりました(笑)。