「スターランナー」

帰ってきました。郷下、松山へ。
毎度松山に帰ってする最初の儀式は、松山の香港友に会うこと。
松山には知る人ぞ知る濃ゆーい香港映画支援グループがあります。それは香港を舞台に熱―い小説を書きつづけている我らが師匠、星野ケイさんを中心に広東語を学ぶ友人たちなのだけど、みんなとても個性的で愛すべきキャラの持ち主。
その中の一人オードリーさんは、実はある香港映画俳優とメル友。このお二人のメイルでのやり取りには、私も毎度驚かされたり、大いに笑わせてもらったり、癒されています。それから最近F4にはまったのをきっかけに、いまや私の知っている限りではいちばん5566の孫協志にホットなモーリー。この方は学生時代から頭の良さとカルチャー度の高さで私は一目置いていたのだけど、まさかここにきて協志の忠実な歌迷になろうとは(爆)。まったく人生はこれだからチョコレートの箱のようなものだわ。ふふふ。

で、今日は、このお二方と松山シネルナティックに「スターランナー」(少年阿虎)を見に行った。東京での上映時ちょうど家輝さんの舞台を見に香港へ行く時期と重なり見損なっていたので、ラッキー。映画はすでに円盤で見ていたので最初のアイドル映画ノリのあたりはちょっと寝てしまった・・・が、ボンドがモク・シュウチョンに入門するあたりからはやはり戦いから目が離せない。スターランナーが始まったあたりはくぎ付け。カーローはじめ多くの登場人物は技芸の達人!すばらしい。そしてボンドとタンクの終盤戦には素直に感涙。ばねちゃんはとても健闘しているのだが、並み居るキャラ濃い人たちの中で一人涼やか。それもいい味出してはいるが、演技面ではちょっと表情が乏しいかも。オンくんはすごい。獰猛な獣の気迫。金像新人賞がばねちゃんでなく、オンくんにいったのはやはり道理ではあったなあ。なににせよ、もしかしたら映画館で見る映画はこれが今年最後の作品となるようであります。