東京タワー

 まだまだリリーさん、マイブーム。なんか手が空くとリリーさんの以前のエッセイとかもつい読んでしまうが、やはり世紀の感動作は「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」みんな涙で最後まで読めないというが、まさにそう。私も最後を読めずに、うだうだとエッセイとか読んじゃう。ママンキーがうちにいるくらい身近な人に感じる。私も母をがんで亡くした。どうしても読んでいて追体験というかキャラは違えど母との思い出がかぶる。リリーさんの優しさや切なさや悲しみ、そしてママンキーのガッツ。「笑いと涙の・・・」といううたい文句はこの本にこそピッタリ。絶対にオススメ。・・っていうか、この本に感動しない人とは友達にはなれないでしょう。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/glance/-/books/4594049664/249-2166912-7787523

 今日買った石田衣良ショートショート集「てのひらの迷路」の帯にも「・・・この本は今はなき母に捧げようと思います」なんてあった。これ、ブームなのかな?(笑)けど、いい年した男子が自分の仕事のなかで、センチメンタルな気持ちでお母さんを偲んで、自分の作品を捧げているのって、実は私はかなり好き。北野武のお母さんの話なんか、もう伝説みたいになっているってことは、やはりみんな好きなのかな。