希望架上中日友好的橋梁

このところますます勢いづく中国国内での反日運動の話題。私はこの話題を新聞紙面で見るのが正直辛い。以前の西安での事件や北京の競技場での時はまだ心に余裕があったのだが、現状はさらに悪くなってきているようだ。少し前に中国語を習っている先生にこの問題に関して伺ってみたときは、これは中国の一部の人たちの感情であって、大方の考え方ではない、というようなことをおっしゃっていたが、最近はどうなのだろう。

先日、書道家の原霞峯先生から、十数年前に訪中して日中友好の誓いの記念碑に碑文揮毫された際のお話を伺った。いつも大変冷静沈着でいらっしゃる先生がやや興奮気味にそのときの思い出を切々と語られるのを聞いて、私も少し昂揚し、そしてまたなんとも言うに言われぬ悲しい気持ちになった。この世に、妬みや憎しみ、怒りの情は絶えることはないのかもしれないが、誰の心の中にも他を尊び思いやる愛と慈しみがあると信じたい。平和への一歩はまずそこからだ。

香港では中国ほど反日感情は高まっていないようではあるが、世情に精通した知識人の家輝さんはいったいどう思っているのだろう。先日まで中国で撮影していた映画の題材も題材だし・・・。もしかしたら中国の現在の気勢を煽る可能性もあるかも・・・。なんかファンとしては不安だったりして・・・ちょっと微妙だ。ああ・・・まったく。ミーハーでラブリーな気持ちに水を差す報道の多い今日この頃である。