「インファナル アフェアⅢ 終極無間」

fai22005-04-11

先週は「アビエーター」、昨日は「木浦(モッポ)は港だ」を見に行ったが、今日はついに香港映画「インファナル アフェアⅢ 終極無間」を見に行った。上映は4月16日からだが、今日は新宿ミラノ座で有料試写会。チケット売り出し当初、舞台挨拶にトニー・レオンアンディ・ラウ、ケリー・チェンの3人がやってくるということだったので、このチケットは売り出し20分で完売だったらしい。有料試写会っていうのも珍しいが、抽選よりは頑張った人が見られる確率は高いので、売ってくれるほうがありがたい。実は私はこのチケット売り出しの日はかの地だったのですが、Yちゃん、Sさん、Oさんたちのご好意で今日見ることができた。プレミアチケットの入手は本当にいつも大変なので、とてもありがたかった。このお返しはいつか必ずや。

ところが残念なことに、(あるいは、やっぱり、)トニーとケリーは大方のファンの期待を裏切ってこなかった。来たのはいつもよく働くアンディ先生。そしてアンドリュー・ラウ監督、アラン・マック監督たち。アンディは相変らず、若々しく、かわいく、よく気がつく。あんなに仕事で飛び回っている上、今日来日したばかりだというのに疲れのひとつも感じさせないで、終始場を盛り上げ和ませる、なんてブラボーな明星なんだ。登場も会場横のドアから現れ、真ん中通路を通って舞台に上がり、ファンには大変美味しいシチュエーションだった。トニーのファンの友人たちには本当に申しわけない、残念だったが・・・・。明日はプリンスホテルでのジャパンプレミア。ホテルの新オープン行事の一環らしいので、ドレスコードもあるらしい。一般客はもちろん抽選で当たったわずかな人たちのみ。(私の周りに当たった人は誰もいない)そこにはトニーはやってくるらしいが、nancixさんのブログでおっしゃっているとおり、映画ファンとしては今日来てほしかったよね。まあ、私の殿もなかなか来日のない方でございますので、(「ダブル・ビジョン」のプレミア時のドタキャン、SARS蔓延を理由に父親としての責任のため来られないっていうコメントには私はしばらーくへこみました。。。)家輝に比べたら、朝偉のほうがよく日本に来てくれてはいるようだとは思うけれど、でも、今日は来てくれたらよかったのにね、チュウワイ。そして、結局また私たちは言うのです。「アンディは偉い!よく働く!!」・・・・いや、けっして他の人が働いていないというわけではなく。アンディが、よく働くのです。(そして映画の中でも本当にラウ刑事はよく働くんです、昼も夜も。映画の中では悪いことばかりしてるのですが・笑)。為了華仔拍手喝采!!

(ここから、ネタばれ有り、映画未見の方は要注意)
映画は言わずもがな、面白いです。もちろん、シリーズ第1作、第2作ともに珠玉の名作。そしてこの3作目で完結し、香港映画の金字塔に輝かしくその名を留めるでしょう。第3作は、確かにおまけのような感もありますが、でも、主要キャストのほかに、陳道明と黎明の登場。刑事3人の友情が、第2作の渋さとはまた異なったクールさを感じるのです。陳道明先生は「HERO」で始皇帝、二月河先生の「康熙大帝」の方でありますが、素顔でも超インテリでいらっしゃり、インテリ&殿キャラ好きな私にはかなり来るお方でございます。しかし、その渋さとの対極にある今作品でのトニーのかわいらしさといったら・・・、ケリーとの催眠術のシーン、香港の劇場ではかなり笑いをとっていましたが、今日はおおむね皆さん静かでした。でも、最後のウィンクにはズギュ—ン!ですね。やはり、通算5回目の影帝:梁朝偉の芸幅はお見事としかいいようがありません。

今日、劇場で売られていた前売り券には、アンディバージョンとトニーバージョン2枚のポスター付きでした。その上、登場人物のフィギアまでつけてくれました。ラウも、ヤンもあまり似ていないので、前回香港に行ってエリック・ツァンのファンになったねりちゃんのために、サム人形をゲットしてみました。さて、上映になったら、また、あと2回くらい見にいくかな。