浦沢さんの横顔

2月1日の「孝太郎ラボ」のゲストは漫画家の浦沢直樹だった。私は常々、動く浦沢さんを見てみたかったし、どんなことを考えているのか聞いてみたいと思っていたので、録画を忘れなかった。翌日じっくり見て、やっぱりこの人は神がかっていると再確認した。TVのトーク番組に登場するのも5年ぶりだという。でも、まったく動じない飄々としたいでたちや語り調子にも大変魅力を感じた。番組ラストにねじめ正一さんも言っていたが、浦沢さんの「ネームを18ページ描くのに、3、4時間じっくり考えて、描きだしたら読むくらいのスピードでダーっと一気に描きあげる。それをやり終わったときの感覚は、子供のときに大泣きしたあとの感じ、あのさめざめ感にとても似ているんですよ」と言う言葉は本当に印象的だった。例え方もユニークだが、やはりすごい作家というのは全身全霊の魂を作品に注ぎ込んでいることには違いない。(だから作家は不可解な自殺をする人が多いのかもしれない)
チラッと話の中に、三谷幸喜さんと親交があるような話題も出て、私が最近見たトーク番組としては最高だった。大作家の横では、さすがのサラブレット小泉孝太郎君も妙におぼこくて、なかなかいい感じだった。


三谷さんといえば、昨日の朝日新聞夕刊のエッセイに法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」のことが書いてあったので、今日さっそく買ってしまった。ミステリー番付ではほとんどトップなのでずっと気になっていた作品でしたが、多分、今日全国の本屋さんで、私と同じような流れで、この本を買った人がかなりいたのではないかと思う。(Kokirenaさん、買わないでくださいね)
あと矢崎泰久の「「話の特集」と仲間たち」も買った。すばる文学賞の「漢方小説」も立ち読みしたのですが、結構面白かったです。


そのうえ!
私は多分生まれて初めて、ジャニーズ関係のCDを買ってしまいました。このところTVのスポットでバンバンかかるトラジ・ハイジ(堂本つ&国分た)の「ファンタスティポ」が耳に残ってしかたなく、ついに、小田急百貨店10階の山野楽器でゲットしてしまいました。ついでに何を思ったかトキオのニューアルバムも買ってしまった。「マンハッタン・ラブ」がめちゃめちゃ好きだったから。すでにiPodに入れて、今日出勤時に聞きながら行きました。(このまま、アイドル路線まっしぐらか…?こわっ)

話題の台流(笑)「流星花園」のビデオを職場の同僚に見せたら、そのなかにチョコっとしこんでおいた香港コンサートの映像に見事にかかってくれて、明日は全編お見せすることに!また一人、陥落の予感・・むふふ@@

しかし、蛇足ながら、上記の山野楽器さん、以前は楽器を置いていたスペースもいまやほとんど韓流グッズに占領されてしまっていて、女性の方々が鈴なりでございました。まだまだ続いていますね…