『大丈夫』上映!

fai22004-10-23

国際映画祭、アジアの風部門で「香港新人類〜パン・ホーチョン監督」の特集が組まれている。最新作品の『ビヨンド・アワ・ケン』インディーズ時代の短編、『夏休みの宿題』『ユー・シュット・アイ・シュット』、そして『大丈夫』が上映される。
今日はまず夕方『恋愛中のパオペイ』を見た。『べにおしろい/紅粉』のリー・シャアオホン監督の最新作、周迅主演。いきなり『2046』ばりの近未来的始まり方をしたかと思えば、最初はまるでディズニー映画か宮崎映画かいな、と思うような場面展開。くるくると表情の変わる周迅が愛くるしい。しかし、あることをきっかけにこれが急転直下、暗い展開になっていき・・・ラストはまるでホラー映画。おまけにラストクレジットのときに、なんと、坐っている椅子がぐらぐら、ガタガタ揺れだして、しばらく止まらない。え!?なにこれ?映画の効果?そこまで凝らなくても・・・、なんて思ったけれど、これは地震でした。劇場を出て家人と携帯電話で話して初めて新潟を震度6以上の地震が襲ったことを知る。東京もけっこう大きかったみたいで、友人達もとても恐がっていた。・・でも、ヒルズのあたりの震度は小さかったのかもしれないが、ヴァージンシネマズのシートは安定感があってあまり危険を感じなかった。遊園地のアトラクションか、飛行機に乗ってるときの感覚。会場の中も誰も騒いでいなかったし。ヒルズは、回転ドアはまだ使えないし、この前の台風の影響で浸水したのか石の階段の修繕もしているが、地震には耐久できたみたい。(ちょうど小泉さんも来てたし、これで何かあったら完全にアウト)

そんなこんなの後、ミス〇〇ちゃんたちと会ってアジアご飯を食べて、いざ、『大丈夫』の上映!いやあ〜★映画は最高でした!!香港上映時もDVDでも何度か見て、とても面白いと思ってたけれど、日本語字幕がはいって、奥様方が追跡する部分の会話が大変明瞭に理解でき(テレサ・モー達、かしましい上に早口だし〜)面白さは数倍増し。家輝様の登場する場面は、あまりにもお見事で、大画面であればあるほど輝かしく精彩を放ちまくり!ダーリン、好ロ野〜!!香港の劇場と同じように、彼の現れるシーンには会場から笑いが巻き起こった。随所に現れる香港映画ではおなじみの顔、顔。達明やアラン、ラストのレストランのテーブルのご一行様には、毎度わかっていても笑わされる。妻の目を盗んで女遊びをしようと試みる男達の話ではあるが、映画の中のどの夫婦もけっこうラブラブで(九叔だけはお気の毒・笑)ハートフルなラストも気持ちよく、香港映画らしい遊び心も盛りだくさんの楽しい映画です。