秋の改編

  雑誌で「沢尻エリカの『べつに〜』発言は、最近の映画やテレビドラマ制作に対しての彼女なりの反骨心から出た」みたいな記事を読んだが、もし本当にそうなら沢尻エリカちゃんは本当に真面目にクリエイティブなことに理想を持った娘さんなのですね。付き合っている人もクリエイターみたいだし。だからと言って彼女のしたことを擁護するわけでもないのですが、私は個人的に彼女の顔かたちや雰囲気がとても好きなので、早く復帰して欲しいところですが、まあ、彼女の言うとおり、最近のドラマや映画は宣伝が先行しているものも多くて、辟易しています。こんなゴミみたいなドラマ、見てしまっただけ時間の無駄!みたいなものも結構あるのが実情かも。だから、先クールでは連ドラをほとんど見なかったのだけど、あいかわらず『篤姫』だけはかかさず。そして特筆すべきは『ゴンゾウ』。さすが古沢良太氏脚本!一つの事件を軸に十話じっくり見せてくれて、飽きることナシ。主演の内野聖陽さんは文句なしに素晴らしい演技だし、対照的な筒井道隆さんの役もとてもよかった。この時間枠はまた『相棒』が始まるけど、今クールで亀山薫が卒業とか?人気にアグラをかいてマンネリ化しないのもいい。テレ朝系ドラマはちょっと地味だけど渋くて安定感があり、今いちばん「ドラマ」らしいかも。
  
  土曜日はNHKで『陽炎の辻2』と『上海タイフーン』を見た。『陽炎の辻』は時代物で無条件に楽しめる好きなドラマ。『上海タイフーン』も中国で頑張っていく女性のお話みたいで、久々に上海の風景など見られてよかったし、まあ次回からの展開も楽しみではあるけれど・・・。でも、ところどころ、「あの広くて人が多い上海でそんなに何回も同じ人に会うかーい!?」とか、「いい大人が、グゥワァ、グゥワァとか言ってないで、筆談せーよ、筆談!!」とか、夢もロマンも無いツッコミを入れてしまう自分がやや哀しい・・・。