『アイ イン ザ スカイ』

ついに、フィルメックスで『アイ イン ザ スカイ』の上映。祝日でもあり、朝日ホールは満席。お互い忙しくて長らく会っていなかった友人を誘って見た。私はDVDで何度も見ていたのでストーリーは分かっていたが、それでも、初見のときと同じように緊張感あふれる90分だった。初見の友人もすごく面白かったと喜んでいた。映画の後、銀座で軽く食事をして、『早熟』を見るために中国映画祭の会場、草月ホールへ。上映前の舞台挨拶には、穏やかでのっぺりムードのジェイシーが登場。今期、ジェイシーは出ずっぱり。でも、ほんとうに、いいとこのお坊ちゃまらしく、屈託がなくかわいい。癒し系の愛すべきキャラだわ。映画では、ジェイシー、フィオナ・シッの初々しい二人をガッチリ支える老練なエリック・ツァンテレサ・モウ、アンソニー・ウォンの演技にまた目頭熱くなる。DVDで見たときは、あまり気がつかなかったけれど、ジェイシーが肉体労働してクタクタになってベッドに寝ているときの顔はお父さんそっくりだった。
 映画の後、赤坂の一ツ木通りまで出て、隠れ野という創作居酒屋で飲んだビールと食べた鳥の軟骨とエイひれがとても美味しかった。
 20日に風邪をひいてしまい病院に駆け込んだときは、どうなることかと思ったが、『ドラマー』を見た日の夜、なぜか一気に風邪も治った気がする。すごい。まさに、家輝さんは百薬の長。