年頭映画

 今年一発目の映画は正月2日に重信シネマで見た『007 カジノロワイヤル』だった。これはかなり面白かった。往年の007ファンとしては、映画を見る前、「え〜、この人が、007??むう・・!?」と思っていたのが、2時間あまりの映画を見た後、「いやあ、この007、今まででいちばんいいやん!」と、思っちゃうほど、よかった。007の面白さは、世界中にはりめぐらされた諜報機関の策略や陰謀、派手な人物設定や度重なるどんでん返し、ちょっと荒唐無稽な不死身さ加減などで、今回も、ちゃんとそういうのを踏襲した上で、渋いドラマも加味されて、本当に心置きなく楽しく見た。初春の快楽は、正しく娯楽映画であった。ああ、こいつは、春から縁起がいいやぁ〜ね。