「エレクション(黒社會)」上映!

fai22006-11-19

 「エレクション(黒社會)」が、本日東京FILMeX映画祭において本日公開されました!
上映に際して、杜蒞峯(ジョニー・トー)監督も家輝さんも映画祭には参加されませんでしたが、監督からのメッセージは披露されました。
  映画は、かなり濃かった。DVDでもう何度も見ていたけれど、やはりクリアに意味が分かりにくい言葉も多かったので、日本語字幕入りで見られてスッキリした。特に黒社會組織の秘密の儀式シーンには興味シンシンだったので、言葉もクリアにあの様式を目の当たりにしてゾクゾクした。前編は阿樂と大Dの和聨会頭長争いが軸だが、やはりJimmy仔(古天樂)と飛機(張家輝)の個性と動向に目が離せなかった。しかもこの二人が一番命知らずで残忍。明日の「エレクション2(黒社會 以和為貴)」では、もっとすごいことになる。しかし、Jimmy仔ルイス・クー、前編ではまだ地味で暗躍ってかんじなんだけど、やはりすでにオーラが尋常ではない。なんていうか、あれだけツワモノがガンクビそろえた中で、ひときわ黒い風格がある。明日の後編の展開を大画面で見るのはちょっと勇気いるけれど、マジで楽しみ!

  家輝さんの大D、頭長になりたくて金は使いまくる、裏切り者や反抗者には切れまくる。意に沿わない仲間を箱詰めにして丘の上からけり落とすシーンで、金切り声に近い雄たけびで兄弟に電話をかけまくるシーンや警察署に拘留されている間も切れまくるあたり、大Dが頭になりたくてギンギンに切羽詰った感じが最高。チムサでの上がりは折半、次代の頭に推すから、と言う阿樂の交渉に応じて、一度は兄弟として阿樂のもとで引き続き和聯会の一員としてやっていく覚悟を決め、束の間の和合。しかし、根が軽率なものだから、いい気になって「やっぱ、おれとおまえ、2人頭ってのはどうかえ〜?」なんて言っちゃうから穏やかに見えてホンマは冷徹な阿樂にあっさりやられて砂被りにされちゃう・・。男の美学なんてない、オレサマが一番!の非情の世界。これが黒社会。でも、私はこの大Dの役の家輝さんが結構好き!今日、帰りに映画を見た方から「好きな俳優があんな嫌な男の役をやるのってファンとしてどうなんですか?」って聞かれたのですが、私的にはかなりオッケーであります!・・ってか、家輝さんっていい人イメージ強すぎる役多いし、それはそれでキャラつかんでていいけど、私は「黒金」とか「餃子」とかの役柄結構好きだし、できれば今後ももっと嫌な男やってくださいって感じです!それに家輝はどんなに汚くてヤバくてアホな男を演じてもそこはかと気品がある、と思うのは目が☆迷の欲目でしょうか?(笑)


  「エレクション」公開を記念して、FAI FAIサイトのほうもプチリニューアルしてみました。レポート等はこれからまたぼちぼち作業してゆきます。どうぞよろしく!


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