7月24日通りのクリスマス

 『DEATH NOTE デスノート the Last name』を見に行ったら、な、なんと、満席立ち見といわれ、(デスノをなめてました・・・まだ公開したばかり、当たり前ですよね)急遽、向かいの映画館でかかっていた『7月24日通りのクリスマス』を見た。一緒に行ったYちゃんは東京国際映画祭で見たかったそうだけど、チケット取れなかったらしい。
  で、なんとなく、どっかで見たことある製作陣の名前だなあ・・と思っていたら、『電車男』の監督(村上正典)はじめ脚本家(金子ありさ)他のスタッフだった。そして、主演は中谷美紀
 長崎に住むは普通の女の子、サユリ(中谷)は、好きな少女マンガの舞台リスボンと自分の住む街を重ね合わせて毎日を妄想と共に暮らしている。彼女の身近には、喫茶店を営むユニークな父(小日向文世)と、父の彼女でちょっとユニークな女性(YOU)、そしてミスター長崎大学のハンサムな弟(阿部力)、本屋の店員で漫画オタクの幼馴染(佐藤隆太)たちがいる。そんな彼女の前に、学生時代のあこがれの先輩、サトシ(大沢たかお)が現れる。彼は照明家を志し東京へ行っていたが、本を出版し、そのサイン会のために帰省していた。二人の再会。あまり外見などを気にしていなかったサユリだったが、憧れのサトシを前に少しずつ、モテル女の子をめざして努力する。洋服や髪型も雑誌のモデルのように可愛くなったサユリはサトシ先輩にデートに誘われ、いい感じに。ところが、サトシと元カノ、アキコ(川原亜矢子)との関係がちょっと微妙で・・・
 
 物語は、メルヘンちっくで、ずばり少女マンガ(笑)。クリスマスシーズンに民放でよくあるTVドラマのよう。少女マンガに憧れ、妄想にふける主人公、そして王子様の出現。でも、別にちゃっちいわけではない。私も妄想大好き、心はまだ乙女なので楽しく見ました。リスボンの景色や長崎の町並みはなかなか素敵だったし。弟の彼女役の上野樹里ちゃん、毎週、のだめの派手な演技で楽しませてもらってるけど(特に本日放映ののだめはよかった〜☆)、この映画の役はちょっと冴えないはにかみ屋の女の子役でおとなしい。中谷美紀はまあ安心して見られる女優ではあるけど、松子ならともかく、この映画の主役にはちょっと年いってる感が・・・。(うへっ、失礼!)ああ、でも、そのくらいの年齢だからますますメルヘン感が出るのかな。私はちょっと玉木宏上野樹里ちゃんのペアとか、玉山鉄二宮崎あおいのペアで、サトシとサユリを妄想してしまいました〜(笑)
 ああ、そして、特筆すべきは、劇団ひとり。笑わせてもらいました。

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