「フラガール」

fai22006-09-23

 午前中「フラガール」初日舞台挨拶を見にシネカノン有楽町へ。昼食に久々の小洞天で坦坦麺&シュウマイを食べ、その足で池袋新文芸坐へ「寝ずの番」と「かもめ食堂」の二本立てを見に。シネカノン有楽町はもちろん満席だったが、新文芸坐もほぼ満員だった。

 「フラガール」、昭和40年代の福島県いわき市が舞台。常磐炭鉱の衰退に伴い大幅な雇用解雇が行われる中、「常磐ハワイアンセンター」建設が持ち上がる。そこで炭鉱町の少女たちがダンサーとしてフラダンスを踊るまでの実話がベースのお話。少女たちにフラダンスを教えるために東京からやってきた元SKDのトップダンサーまどか役に松雪泰子、フラを習う少女に蒼井優ちゃんや南海キャンディーズしずちゃん蒼井優ちゃんのお母さんに冨司純子、お兄さん役に豊川悦司、ほかに岸部一徳ら。

 映画はとてもよかった。笑いあり涙ありで、フラのテンポさながら流麗に軽快に、全編あっという間だった。炭鉱町の人々の切実さ、フラガールたちのひたむきさや友情、まどかとの師弟愛、次第に誰もが成長し、お互いが支えあって、そして奇跡的にも寒い町についに楽園ハワイが完成する。松雪さんや蒼井優ちゃんのフラダンスのシーンは最高に印象的。指の先まで感動的に美しく、素地はあるに違いないが、登場人物紀美子たちと同じようにものすごく練習したんだろううなあ。二人ともこの主人公にピッタリ。私はこういう成功物語が大好きなので、いろんなシーン(優ちゃんや静ちゃんの泣き笑いのシーンとか、松雪さんとの駅のシーンとか・・・)で簡単にぐっと来て涙腺緩みっぱなし(笑)。とにかく、見てよかった。おススメです!!

映画『フラガール』オフィシャルサイト