『跟蹤』 ロケ開始

fai22006-02-27

梁家輝は新作映画《跟蹤》で、どんな役を演じるのだろう?

 梁家輝、黎耀祥らが主演の驕陽電影公司製作の新作映画《跟蹤》の撮影が始まった。
 ロケ隊は昨日朝中環で、呉廷菀、黎耀祥、彭敬慈らが強盗に扮し、銃を持ち宝石店に押し入るシーンを撮影していた。迫真の場面を撮影するためにカメラは高所に設置され撮影されていたが、そのシーンの途中、突然3台のパトロール・カーと10数名の警官が現れ、現場は緊張感に包まれた。

 実は、この「強奪現場」を目撃した外国人が、本当の事件と勘違いして110番通報したらしい。スタッフはあわててこれは映画の撮影であることを警官に説明し、警官はファイルを作った後、去っていった。ここで可笑しかったのが、この状況を屋上から見ていた梁家輝が、即刻監督に電話をして、早くカメラを回してパトロール・カーや警官を撮るように言ったことだ。銀河影像公司のスポークスマンによると、3人の俳優が偽物の銃を持ってギャングに扮し強奪シーンを撮影することは事前に警察公共關係科には知らせてあったのだが、一般市民にはこれがどうやら迫真のシーンだったため、現実の事件と誤解されてしまったようだ。しかし、撮影には大きく影響しなかった。

<香港文匯報> 2月27日の記事より


 同様の記事が今朝の各紙に。突発的に発生したこととはいえ、かなりの宣伝効果かも。(キラリ☆)

http://news.sina.com.hk/cgi-bin/news/show_news.cgi?ct=entertain&type=entertain&date=2006-02-27&id=1791132


 この記事の私的ツボは「ビルの上からことの一切を見ていた家輝さんが監督に電話して・・・」ってとこで、ああ、なんて、陛下らしいエピソードなのでしょう〜(爆×3)。いかにもベテラン主演俳優らしく静かに現場を見守り、高みの見物、と決め込んでいたのだけど、なに、なに、下界が騒がしいぞ、おや、おや、ここは一発、オレ様の出番、皆のもの、指示を待てぃ〜。そして、ばっちり現場の空気を和ませた上で、笑いもきっちり取る。あざやか〜。うっとり。(←勝手に妄想モード)

 家輝さんはすでにベテラン役者なので、メガホンはとらないまでも撮影にかなりご参画されご意見したりしています。まあ、新人監督と比べれば現場歴めちゃくちゃ長いわけだし。ただ、監督業は煩雑なことがあまりに多いので、たぶん専任ではしないでしょうけど。