『着信アリ』完結編

 金曜日の深夜のお楽しみ、『着信アリ』がついに最終回でした。
 最終話の前の回を見た限りではまだ犯人は限定できず。ただ、西村先生が意を決してキッと目を光らせたあの映像で、も、もしや・・・!うっそ〜〜、と既に恐怖におびえた私でした。でも、菊川玲演じるヒロインのユミに容疑は集中し、こ、この娘なのかあ〜!?とも。
 で、最終話を見てしまったわけですが・・・。そうきたか〜、ふをぉ〜〜ー!!いや、ビックリ!!
 
(ここからはネタバレあり。DVDも発売されるので未見の方はそちらをどうぞ。)
 
 最終話の最初の展開では、ユミの行動が怪しい〜のだが、ありゃ、もしやと思ったとたん、温室に西村先生が現れ、キャー、マジっすか!?そうだったのですか!?
 な、な、なんとごむたいな・・・・うぐ、うぐ。西村先生・・・。や、やめてぇ。ぐ、ぐるしいいぃ〜〜。うう・・・・しくしく・・・。うらめしや〜・・・(これはドラマを見ながら感じた率直な擬音です)
 まさか、そんな、信じていたのに〜。(いや、すっかりだまされましたよ、マジで)
 でも。もう、この最終回はドラマの超クライマックス!な、なんと西村先生が、ついに心情吐露して炸裂しちゃうものだから、ここはもう工藤さんの独壇場!可愛さあまって憎さ100倍の娘をまるでニワトリをしめるように締め上げるときの苦渋の表情はすごい迫力。実はずっとおびえていた悲壮の叫びはあのまなざしに鈍く光っている。西村先生、×人だったけど惚れおちた人続出にちがいないことでしょう。いっぱいしびれる演技だった。
 
 なぞが多いドラマだったが、最終話で一応全てが解決。携帯電話の謎も本当の悪魔もはっきりした。殺された〇ミが土人形みたいになって現れた姿のややコミカルさや、その醜い怨念の権化が津田先生の愛の言葉で恨みを溶かしていくシーンは『異度空間』を彷彿とさせ、うなってしまった。 菊川玲と石黒賢はなかなかお似合いな二人だ。なんだかセリフの言い回しも似てる感あり。あのラストシーンも結構ひねったものだろうけれど、あの二人のキャラゆえにあまり意味も余韻もなかったかも・・・。印象深いのはやはり蔓で首締められて死んだ先生や血をドバーっと吐いて喘いでいた先生。しかし、大量の血を吐血して苦しむ津田くんに向かって石黒刑事、「どうかしたのかー?」は、ないでしょうに(笑)。
 最終回を見終わってスッキリ、満足感もあるが、本当に毎回楽しみに見ていたので、なんだか名残惜しく離れ難い感もありってところですが、工藤さんの次の出演ドラマがまた1月から放映予定なので、早速こちらにシフトチェンジです。
 
 今度もまた話題作です。たのしみっすね〜☆
『輪舞曲 RONDO』TBSテレビ系列 2006.1.15(日)9:00PMスタート
竹野内豊チェ・ジウ主演。工藤さんは武山という役で出演。