賈樟柯（ジャ・ジャンクー）

中国映画界の新鋭；賈樟柯（ジャ・ジャンクー）監督。
中国第五世代監督といわれる陳凱歌（チェン・カイコー）、張芸謀（チャン・イーモウ）、田壮壮（ティエン・チュアンチュアン）監督に続く第六世代の代表的監督の一人。
今年の香港国際映画祭や金像奨にも参加していて、最新監督作品『世界』が話題になっていた。
彼の長編デビュー作『一瞬の夢』は、香港インディペンデント系の製作会社、胡同製作の作品で、胡同製作はかつて家輝さんも出資した『天上人間』の製作会社。『天上人間』の監督、余力爲（ユー・リクウァイ）は賈樟柯作品『青の稲妻』『プラットホーム』そして『世界』の撮影を担当している。
監督業はしないと思われる家輝さんだが、映画製作にはかなり力を入れているようで、インディペンデント映画への協力はたいへんに熱心で、最近公開された『追蹤眼前人』もそのひとつ。賈樟柯監督の作品にもいつか登場するかも。
日本で『世界』の公開は、今年秋頃、銀座テアトルシネマでの予定だそうです。