ちょっと風邪気味

昨日は東京フィルメックス2004のオープニング作品『カナリア』を見た。カルト教団に属していた兄妹のその後を描いた作品。大変重いテーマで、上映時間2時間10分。保護施設に入れられた少年が離れ離れになった妹を連れ戻すためにそこを抜け出し、途中で出会った一人の少女との道行きの物語。暗い。重い。悲しい。救いが、…ない。でも塩田監督の『人はどこにも救いのない絶望の瞬間、却ってそこで癒されるのではないかと思うのです』という言葉、私はすごく理解できる。塩田監督は無宗教ではあるけれど、きっと精神的に大変宗教的な方だと思う。夕べはこの映画を見たせいではないのだが、ちょっと頭痛がして、まぶたの奥が痛かった。
今朝起きたら、左目まぶたが腫れていた。めいぼだ。

『弟』が完結した。全体的に面白いドラマだった。何しろ、戦後話題をさらった日本一の兄弟の実話だもの。面白くないはずはない。演出も出演者も上々だった。さすが、石原軍団&ジャニーズ事務所。でも、やはり、いちばん面白かったのは第一回。渡哲也が二人の少年の父親役の回。

兄弟って言えば、最近思うのだけど、秋篠宮さまって、素晴らしいお兄さまだなあ。今回の紀宮さまのご婚約内定で、わたしはかなり秋篠宮殿下を見直しました。ほんとうに、なかなかやり手でらっしゃる。かわいい妹とお似合いのご自身のご学友との縁を取り持たれるなんて、なんて粋なお兄さまなのでしょう。感心しました。