台湾第一美女

家輝がエッセイを書いている香港の新聞の同じコーナーに阿杜という人がエッセイを執筆している。家輝はかつて、「自分は芸能界にいるけれど、自分の著作では芸能ネタに触れない」と言ったとおり、ほとんど彼のエッセイでその世界の話題は出てこない。もちろん、時にはハリウッド系の映画の話や彼の人生の上で大変深くかかわった芸能界の友人知人を追憶する記述はあるが、やはりほとんど触れられていない。それに反して、阿杜先生はとても芸能ネタが多い。「阿杜」という著名人はかなり多いので彼がどういう人かは私は存じ上げないのだが、わりとなかなかミーハーな話題を振ってくれる人なので、家輝のエッセイを読むのと同じように彼の記事もけっこう読んでしまう。最近の彼の話題のなかでなかなか面白かったのは、「台湾第一美女」と題された随筆。彼はわりと美女に関して考察が深く(笑)、常々「港湾美女」とか「真正美女」と題して、かなりどうでもいい彼なりの現代美女談義を展開している。そんな美女マニアの彼が、90年代の代表的台湾の美女に蕭薔、そして2004年以降台湾で一番輝いている美女に林志玲を迷わず選んでいたので、私もまったくそのとおりに思っていたので、激しく共感してしまった。10年近く前、台湾の作家で言情小説の女王、チョンヤオに嵌っていたとき、彼女の原作の台湾ドラマをいろいろ見た。そのなかでもお気に入りの一つ「一簾幽夢」で初めて蕭薔を知った。最初のシーンで彼女はバレエを踊っていたように記憶している。なんて可憐なお姫様が台湾にはいるんだろう!と私は感嘆しながら美女に見入ってしまった。役柄は主役の陳徳容を悩ませる姉役でちょっとネガティブな役ではあったのだが、彼女の可憐さがますますその役をリアリティあるものに際立たせていた。その後もドラマで見るたびに、ほんまに、美女やねえ〜アンタって感じで見ていました。そして、最近、やはりそれと同じような感じを受けていたのが、いまをときめく林志玲さま。いやあ〜このお二人のお美しさはまばゆいほど。阿杜先生が、何回も何回もしつこく称えているのも、まあ、仕方のない話だ。阿杜先生、エッセイの中で、ひとしきり林志玲小姐を褒めちぎったあと、「その上、目下彼女の恋人はF4の英俊小生、言承旭だっていうんだからなあ〜」ってな感じだったのが、私的にかなりツボだった@@