香港シック 

  『スッキリ』でああ毎日続けてエジのネタやられたら、なんか辟易してきた。今日なんて揚受成が自社株式上場パーティに出席してコメントしてる映像まで流れていた。通しで17分の特集。ミリアム・ヨンを「芸能界のご意見番、香港の和田アキ子」だとか、アラン・タムも登場し、香港の北島三郎なんて紹介したり、まあ、好きにやっちゃってる。ワイドショーで扱うのももうそろそろ収束してもいいんじゃないかなぁ。(なんちゃって、毎日録画している私こそ、どーよ、って感じだね)
  家輝さんが、アラン校長たちとともに寒波に襲われ停電した貴州黔南州福泉市大平鎮山區を訪ね、家や農園の再建をするという肉体労働作業をしている映像を見た。寒冷被害の土地らしいけど、雪深いってわけでもなかったが。その活動の報告会である3月1日のイベントには、出席しなかったようです。なんでも腹痛だったとか・・・。大事でなければいいですが。
  いろいろあるけれど、早くまた香港行きたいなあ。

  今週は整理週間で家の中の本や円盤を片付けたり読んだりしているうちに、見に行きたかった映画もなんとなくこのまま見過ごしてしまいそうだ。前回香港で買ってきた本を読んだあと、ちょっと読みたくなった本があって、本棚の奥をゴソゴソやってたら、いろいろ懐かしい本が出てくる。引越しが多いので、大体、流行作家の本は処分するのだが、どうしても手元においておきたい本が何冊かある。森瑤子さんの『浅水湾の月』もその一つ。実は客家関係の本を探していたのだが、『浅水湾の月』を見つけてしまい、久々に手に取ったら読まずにいられなくなった。ずっと手元に残しているってことは、昔からこの小説集が森瑤子さんのたくさんの著作の中でも一番か二番に好きな作品だったから。香港がこんなに好きになるずっと以前に読んだのだけど、とても印象に残った小説だった。香港を舞台にしたある悲しい母娘の物語。香港へは何度も行ったが、このお話に登場するモニク李やロレッタ崔のような女性には一度も会ったことがない。彼女たちの輪郭はイメージでしか想像できないけれど、でも、だからこそとても心に残る。彼女たちとかかわる白起手家の張家輝(昔読んだ時はこの名前そんなに意識しなかったけど、今となっては・・・笑)のような男は今でもあの街にはいそうだ。そして、久々に読んで発見したのだが、この小説の中にも客家の女性がロレッタの記憶の中に登場していた。結局、見つけ出した『客家の女たち』は台湾の小説家たちの作品集。張愛玲や森瑤子の世界とは違うほとんど農村が舞台の小説集だが『客家村から来た花嫁』や『大根女房』は素朴で面白く読める。

もうイメージもなくなっちゃったのかぁ。

浅水湾(リパルスベイ)の月 (講談社文庫)

浅水湾(リパルスベイ)の月 (講談社文庫)


この中にも半島酒店を舞台にした短編がありましたね。

ホテル・ストーリー (中公文庫)

ホテル・ストーリー (中公文庫)

 


『欣月童話』、本は出ていたけれど、結局、映画は未見。