中国鉄道大紀行

fai22007-12-16

先日のBS放映で関口くんの中国の旅ラストを見終えて、本当にとても懐かしい気持ちになった。以前、友人と二人で、中国の汽車で旅をしたときの面白楽しい記憶がよみがえったのだ。汽車の中で出会った何人もの中国の人たち。私たちが意味不明の言語で、目にする窓外のあらゆるものに反応してワオワオ言っているので、彼らは最初、興味なさそうに、時々チラチラとこちらに注意を払っている感じなのだが、ふと目が合って、こちらがニコッとなんてしたら、ちょっと頬を染めて、意を決したように話しかけてくる。「どこの人?」。ほとんど片言しか通じない私の中国語だったけど、それくらいは分かるので、「日本から来た」というと、近くにいた人たちが、ここぞとばかりに集まってきて、「日本人に会ったのはあなたたちが始めて!」とワイワイガヤガヤ。こうなったら、もう何しゃべってるのか全然わからないのだけど、彼らの大きな声とクルクル変わる表情に、私たちの旅も大いに活気づいたものだった。
 関口君の中国鉄道大紀行、そんな貴重な思い出も思い起こさせてくれて、とても面白かったです。また、見知らぬ土地に出かけたくなった。
 旅紀行の絵日記と写真で綴った本もとても興味深かった。彼は、イラストも上手だし、目の付け所もさすがに世界を旅している博識の感性に満ち満ちていて、とても楽しい本だ。

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