レズゲイ映画祭断念

 本来なら青山でレズゲイ映画祭を見ているはずだが、運命とは意地悪、世は無常、いろいろあって昨日から京都にいる。世話になった伯父が急死の報を受け、急遽東京から京都に来た。昨日は通夜、今日は告別式。東京からは昨日来ておいてよかった。今日移動にしていたら、東海道新幹線が朝からストップしているようなので、間にも拍子にも合わなかった。
 伯父は医者だったが、生来の大勝負や喧嘩が大好きな性格のためか、50代ころからは選挙に燃えていた。医者はサラリーマンと違って定年もなく生涯現役で、2日前に手術をてがけたらしい。そんな忙しい伯父が一月前に電話してきて私の住む地方に仕事で来るので、ついでにどこか観光でもしようと言ってきた。でも、いつも、急な予定をぶつけてくる人で、すでにそれは私が香港行きを控えた数日前だった。それで残念だが断ったのが、今生の別れの会話になった・・・。その時のことを伯父はいとこたちに「○○ちゃんにフラれたよ」と言っていたらしい。思い返すと残念すぎて悲しくなる。いつか、香港へ行ってる間に近しい人の変事などに遭遇することもあるかも・・・なんて時々思ったりしていたが、まさかこういうこともあるなんて。やはり、常に一瞬一瞬を大切に暮らしていかなければならない。これ以上、取り返しのつかない後悔をすることがないように。伯父さん、安らかにお休みください。合掌。