金馬雑感

 ずっと楽々チャイナで中継を見ていた。家輝さんも参加していたので、星光大道入場やプレゼンテーターとして、お姿拝見できただけでもよかった。
 残念ながら最優秀主演男優賞の受賞はアーロンだったけれど、アーロンとお祝いハグの絵もよかった。アーロンの顔をきゅっと両手でハグしたときは、えっ、ちゅーするの?って思ったくらい愛情に満ちた表情ですてきだった。(あれが、サミーやスーチーだったら絶対してたね〜)アーロンもずっと映画でも頑張っていたし、家輝さんとは「柔道龍虎榜」で共演しているし、本当に我ことと同じように心から祝福していることでしょう。

 ただ実況をずっと見ているのは結構疲れた。何しろ、今年は林志玲さんも陶子ちゃんも欠席だから、パティ一人が出ずっぱり。ところがこの人ときたら、Jayの彼女ということぐらいしか芸がないものだから、彼女が演じる数々のシーンがもう退屈で退屈で・・・。胡瓜さんやパティの変な扮装もなんかとほほだった。演出はずし過ぎって思うのは私だけ?あれならまだ去年の林志玲さんのはじけっぷりのほうが飽きささなかった。林さんも復活したことだし、また台湾芸能界でブイブイいわせてほしい。

 美術奨を「靴に恋する人魚」がとったのは先日映画を見たばかりなので、とてもすてきなことだと思った。「功夫」は相変わらず評価高いのだけど、日本での公開も早かったし、今年3月末の香港金像奨の時がピークに盛り上がった感ありなので、なんかもう古い記憶で時期はずれな気がした。金馬では時々そういう感じを味わう。
 並み居るゲストの中、家輝さんを除いて眼を引いたのは、やはり郭富城、そして最高は金城武。金城クンはもうこれは好みとかには関係なく俳優として実に絵になる美丈夫だ。