MRI初体験

今日、初めてMRI撮影を体験した。
 昔、母が受けた時、「カン、カン、カン、カン、うるさくてうるさくて、たまらんかった」と言って耳を覆っていたが、確かにこれは相当な騒音の機械だった。10年前と全然変わっていないということか。ヘッドホンをしてもらったので、耳を劈かれることはなかったが、家の前でドリルをガンガン掘って道路工事が始まったかと思ったら、打ち上げ花火が上がったり、ロックグループがエレキギターシンセサイザーで生演奏始めたり、馬鹿でかい木魚をたたく音にも聞こえる。でも、ジョン・ウー映画の銃撃戦シーンを見慣れていれば、それほどたいしたことでもない。私は骨盤や下腹部の撮影だったので所要時間は30〜40分。

 検査衣を着てベッドに横たわり、狭いドームに入っていき、人体輪切りの写真を撮られるだけなので、検査自体は苦痛は全く無いのだが、やや閉所恐怖症気味の私は、このドームに入れられる時、「ああ、御棺に入れられて、火葬場の炉のなかに入っていくのってこんな感じなんだろうなあ」なんて、仮想体験してしまった。ま、御棺に入った時は、こんなこと考えられるはずも無いので。
 音にさえ慣れれば、造影剤の注射も特に問題なく、後半はちょっとウトウトしてしまった。
 後は結果を待つばかりだが、お盆もはさむので結果は香港行きの直前。もう、この勢いじゃあ、たとえ癌でも香港行きをやめるわけにはいかない。とにかく行って楽しんできたら、悪いものも治るはず、私はこのようにポジポジで行くつもり。病は気から、だものね!