と長距離バス

fai22005-01-14

私はいままでに数十回海外旅行をしたことがあるが、幸いにもまだ大きな事故にあったことはない。もちろんあっては困るのでいつも十分に気はつけている。それでも不可抗力というものは起こるもので何度か飛行機には恐い思いをさせられた。そのほかに今まで旅先で少々びびったのは、海と国内線飛行機と長距離バス。海は昔スキューバダイビングをしていたころ、ちょっとした冒険心から波の恐さを知った。それ以降体調に自信がないときなどは絶対に海に入らないようにしている。国内線飛行機ははっきり言って日本以外のどこの国の飛行機にも乗りたくない。あの安っぽさと振動がたまらない。その上実は私は軽い閉所恐怖症なのだ。そして、何よりいちばんいけないのが長距離バス。腰痛もちにとってあの狭い空間は責め苦のごとし、ましてやそのバスにトイレがないときた日には・・・ぜったいにぜったいに乗らない!・・・はずだったのだが、今回の台湾行ではどうしても乗らなければならなくなった。かわいいかわいい黒真珠を愛でにいくために。

そこで最初に心配だったのは事故。通常の海外旅行ならカード付帯の保険で十分なのだが、今回はもしものときのためにもう少し補償をあつくかけておくことにした。当日空港のATMで手続しても良かったのだが時間もあったのでネットで調べて、損保ジャパンの新・海外旅行保険[off!]に決めた。これは私が従来利用したどの会社よりも簡易さ安さが群を抜いていた。出発前日の夜でもネットから契約が簡単にできるので大変に便利。保険なんて何もなければそれでお守りみたいなものだし、かけ捨てなら安いに越したことはない。これはおススメです。ちょうど今日の新聞で2005年の学生就職人気企業ランキングがでていたが、損保ジャパンは男子文系では10位、女子文系では4位(去年22位)である。この飛躍的な人気ぶりは海外旅行好きである女子たちのこの会社の認知度とあながち関係ないこともないだろう。[off!]は大ヒット商品ですね。(ちなみに女子理系ナンバー1はロッテ。こんなところにも波が・・・)

台北→高雄→台北の長距離バスは国光客運の安定したリムジンバスだったのだが、やはりトイレはなく、乗る前にそれを聞いた私は慄然としてしまった。人よりちょっとトイレが近い私は、トイレの無い閉所にいると思っただけで、緊張して膀胱が縮まる思いがするのです。その緊張感は微妙に人さまにも影響を与えて不愉快な思いをさせかねないので、一瞬乗車をやめようかとも思ったのだが、まあやめるならいけるとこまで行ってからやめてもいいや、と意を決して乗り込みました。水分は一切取らずひたすら寝ることにして、トイレの無い狭い空間にいることを絶対に思い出さないように努め・・・。大変なストレスだったのですが、ありがたいことにバスは1時間半〜2時間おきにまめに休憩所に停車してくれたので今回はとても安寧で穏やかなバス旅行ができました。ほっ。
なので、12時間もかけて台湾を横断往復したわりに、トイレの心配だけで、旅情もへったくれも無かった私でありました・・・。とほほ。